2006.12.20
空港のタクシー乗り場でタクシーを拾った。
オリンピック前だから、制度をしっかり文明化しようとしているから、そこまで酷いことはないだろうと思っていたが、甘かった。
ここは、中国だ。
オリンピックのために文明化!ってスローガンがあるような後進国だったのを忘れていた。
システムって何?と言う後進国の人間たちのやることだ。
文明化されたシステムが働くわけがないのだ。
空港のタクシー乗り場では、係員と偽タクシー運転手がおそらく結束していてひそひそと話をしている。
行き先を告げると係の人が、これに乗ってと、黒い怪しげな高級タクシーを指さした。
何のために、係員がいるんだろう?
何か変な印象があったから、ぼったくりだと直感したが、良い機会だと思って試してみることにした。
こうやって今レポートできる!
まず、そのタクシーには下の図にある北京の正規のタクシーには付いている料金表示が付いていない。

前の座席に座ろうとしたら、「後ろに座って」と言われた。ちょっと違和感。
中国のタクシーは前に乗るのも一般的だから、後ろに座ってと言われたことはなかった。
正規のタクシーには、助手席の前にタクシーの運転手の名前と営業許可番号が貼ってあるが、このぼったくりタクシーにはなかった。
メーターも付いてない。
「着きました。ここです。」
?途中じゃん?
普通のタクシーなら、目的地までいってくれる。
分からなかったら道ゆく人に聞いたり、携帯電話で電話かけて調べたり。
出迎えに中国人が出てくるかもと、怖がってたんだろう。
到着したら、170元ですと、足下に隠してあったメーターを取り出した。
空港に近い家だから、普通なら50元程度だ。
「そんなわけないでしょ?」
「高速料金も込みでこの値段です。」
「領収書ちょうだい。」
「はい。」
と、高速道路の領収書を2枚手渡された。
北京のタクシーの領収書はメーターから出てくる用紙だ。
「何これ?高速道路の領収書じゃなくて、タクシーの領収書!」
そう言うと、メーターから領収書を取るふりをして、足下に隠してあった偽の領収書を手渡された。
オイラはここで、少し恐怖を感じた。
中国人は日本人から見ると些細なことで、殺人事件を起こす印象があるから、このタクシーの運転手がプチッてきれたら、怖いなと。
で、タクシーから降りて、ナンバーを控えようと思って、ナンバーを見た。
そしたら、ボンってトランクが跳ね上げて、走り去っていった。
なるほど、ナンバーが後ろからは、見えないねぇ。
妙に感心はしたが、番号チェックする時間はある。
これも、妙に中国っぽくて笑える。
人を騙して稼いだお金で高級車に乗っているようだけど、母親や父親はそれで嬉しいのだろうか?
奥さんや子供もそれで嬉しいのだろうか?
職業は?
外国人をぼったくるタクシーです?
中国人はお金に対しての執着心が強くて、道徳心が薄いから?
思考が短絡的だから?
それで幸せなのかも。
一生豊かであろうと思えば、正直でいることだ。
この言葉の意味すら分からないんだろうなぁ。