四半世紀を駆け抜けたキラ星「アイドル」爆笑取材秘話
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およそ二百数十人もの新人アイドル少女を毎月対面取材した著者。
田中麗奈、酒井法子、優香らトップアイドル!「立ちバック、さいこー!」と口走ったり、途中から「手コキ」を始めた名前の出せないアイドルまで・・・。
北京では入浴文化が育っていない。
入浴をしない満員電車や頭にふけの浮いている少女などを見るにつけ、最初のころはストレスが大きかった。
それが中国になじんでくると、その背景にある文化的背景が見えてきて、ある程度は受け入れられるようになった。
日本の人が「中国人は風呂に入らないから嫌だ」と言うのはしばしば耳にするけども、そういう背景を知ってからは、そう言う発言は底の浅い文化的差異を理解しない傲慢な発言なんだと分かってくる。
12月の初旬に半年のウィーン生活をいったん終えて北京に帰ってきた。
今は短編映画「北京の休日」でお世話になった水屋の主人の部屋に泊めてもらっている。
彼の部屋は1月に300元(5000円程度)の部屋で、この広さの部屋をこの値段で借りているのは、さすが。
300元の部屋だから、もちろんキッチンもトイレもバスルームもない。
しかし一般の中国人の感覚からしたらそういうのは普通らしい。
大衆浴場へ
彼が聞いた。
「お前、風呂入ってるか?1月も入ってないんじゃないか?浴場行こうか?」
ここが日本だったらきっと「2日も入ってないんじゃないか?」と言う場面だ。
こういう発言を聞くと、中国では1月風呂に入らない人もいるんだろうと想像がつくし、実際に街の中をみているとそれもありうると断言できる。
で、大衆浴場に行くことになった。
若干高級な浴場で10元(150円程度)。
見た目は日本の浴場の雰囲気。
シャワーと大きな浴槽2つとサウナ。
浴場は人もまばら。サウナや浴槽を使う人は一人もおらず、シャワーを浴びてさっさと帰る人ばかり。
入浴のコンセプトが日本とは根本的に違うのだろう。
蛇口の文字は韓国語で、5つのうち3つまでが壊れてシャワーから水が出てこないし、残りの二つも水の量が少ない。
これを見ても中国では入浴文化は育っていないことが分かる。
ウィーンではシャワーしかなかったから、浴槽が嬉しかった。
が、そこには垢がびっしりと浮いている。
気持ち悪かったけど、久しぶりだし、後からシャワーで流せばいいと自分を説得して、浸かってみる。
気持ち悪い。
浴槽の地面はぬるぬるしている。
途中で、浴槽に浮いている垢を網ですくっている仕事をしている人をみた。
基本的に水の交換はしないんだろう。
でもどれぐらい浴槽を掃除しなかったらこうなるんだろう?
あまりにも気持ち悪いのですぐに浴槽から出て、シャワーを浴び、サウナに入る。
中国だからサウナの温度も適当じゃないのかと少し不安だったけど、日本にあるサウナと変わらずに久しぶりに体の芯から汗をかく感覚だ。
汗をかいて体をこすると垢がぼろぼろと出てくる。
ウィーンではシャワーだけだったし、いくらキレイにしようとしてもシャワーだけではとれない垢があるようだ。
日本人ほど入浴好きな民族はいないといわれる。
街を歩く人も、小汚くしている人はほとんど見かけない。
日本に行ったアメリカ人女性が「日本の男の子はみんなおしゃれにしている!」と驚いていた。
北京では、えっ?と驚く人たちも歩いている。
一番気になるのは若い女性のフケの浮いた髪を見たとき。
天然系オギャル。
勘弁してよ。
若い女の子でも自分がキレイになることには興味がないの?
満員電車でそういう人が隣に立つとちょっとどうかと。。。
さらに、旧正月春節の時期は地方から出てきて年に3回ぐらいしかシャワー浴びないんじゃないの?という人も見かけた。
そう考えると北京はまだましなのか?
でもいったいこの国の衛生観念はどうなっているの?
乾燥した気候。根底にある恐怖
でも、最近になって分かってきた。
中国は乾燥した土地が多く水不足に見舞われた歴史的背景がある。
本能的な、遺伝子の奥に深く刻み込まれたレベルで、水不足に対する恐怖が残っている感じだ。
もし、毎日日本人のように風呂に入って水を消費したとしたら、大都会北京では1日で水不足が叫ばれることだろう。
現在でも中国は水不足が問題になっている。
裕福な人は、水を買って飲めるけども、そうでない人は、処理してるのかしてないのか分からないような、健康には確実に悪い水道水を飲まないといけない。
そう考えると入浴の文化が育たなかったというのは、自然環境が作った中国の文化だ。
自然環境は、文化形成、人の考え方の形成において想像以上に強い力を持ち、無意識のうちに我々の行動に影響する。
そういうことを知ると、汚い文化だと簡単に批判できなくなる。