2008/04/02
おうむさんという方より以下のようなお便りを頂きました。
はじめまして。中国広東省に駐在中のおうむと申します。中国の人のマナーなどについて書かれているものを探していてあなたのブログを見つけました。もうすぐ2年になりますが街中に平気でゴミを捨てたり交通ルールを守らない、平気で割り込むなど私の感覚からは考えられないことばかりの中国のことが好きになれません。どうしたら幸せ回路が働くようになりますか? 何かいいアドバイスありましたら教えてください。
「中国に住んでるけど中国と中国人が嫌いです!」というお便りはけっこうもらうので、幸せ回路が作動中のほうしうさんの考えをまとめてみようと思います。
世間一般では友達と呼ばれる関係の中国人に「仕事の手伝いをしないか?」と言われたことが北京に来るきっかけだった。
中国に来てから分かったことに、その人は「人を騙してお金を得る」ことを平気でできる人だった。
「俺はこんなことすら考えられる天才だ!」という雰囲気を醸しだしながら、およそ常識では考えられないような屁理屈を述べて自己防衛をする。
「この人ほんまもんのあほなんかなぁ?」と何度思ったことか(苦笑)。
例えば、頼まれた日本人の名義で登録しないといけないギャラリーを自分名義にし、売却して大金を得たり。
そういう人だから誰からも信用されないし、人を信頼するということの意味を理解していないような印象すらあった。
なぜ人間としてそういう行為が出来うるのだろうと長い間不思議でしょうがなかった。
最近になって、彼には「罪悪感」という感覚が欠如しているだけなんだろうと分かってきた。
罪悪感なしで考えると「他人のお金を自分のものにしている」だけで、物を右から左に動かすのとさして変わらない。
それは「人を騙すやり方はより簡単にお金を得られる」という思考にも繋がる。
彼は他人も同じように考えているとの疑念をもっているから、「自分のお金を他人に奪われないように」人を信頼することをしない。
なるほど!
そういうことが分かってから、楽になった。名探偵コナンの「謎は解けた!」って気分だ。
おそらく相手を深く理解することが出来るとそれまで感じていた怒りは少なくなる。
中国の文化と考え方をより深く理解したら少しは幸せ回路が働くようになるかもしれません。
街中に平気でゴミを捨ててもそれを掃除をする人はいるし、交通ルールを守らないといっても人を轢き殺すことを趣味にしているドライバーが大多数を占めることはないだろうし、割り込まないといつまでたっても手に入らなかったりするからじゃないかな。
多くの日本人が中国を好きになれない理由は「心の囚われ」が大きいように思えます。
「心の囚われ」とは、「これは常識だ!と心の奥に強く存在する意識」です。
これは自分が作り上げたものというよりも「社会や文化や環境が作り上げた意識」と言った方が正確でしょう。
「人はこうあるべきだ」「自分はこうあるべきだ」など、この無意識の「心の囚われ」から抜け出すことはなかなか容易ではありません。
それが常識だ!って思っているんですから!
しかし、それを一旦抜けてしまうと多くのことが変わってきます。
まず心が自由になります。
怒りが無くなります。
相手のことも許せるようになります。
ストレスが無くなります。
子供の頃のように安心して眠れるようになります。
食べることに愛を感じます。
長い間知らず知らず積み重ねてきた疲労が取れます!
どこにいてもどんな状況でも幸せ回路が働き出すようになります。
そして何よりも大切なことですがそうなってようやく「本当の自分を生きる」ことができるようになります。
社会や文化や環境が規定した自分ではなく、自分自身で「本当の自分」を規定できるようになります。
そうなってくるといろんなことが楽しくなりますよ。
海外生活をしていると「心の囚われ」に気付く機会やその囚われから抜け出す機会が多くなるように思えます。
相手のことに怒るよりも自分をもっと深く見つめることが大切なんでしょうね。
どんなに怒っても奴らは構わず道に唾吐くでしょうから。(笑)