2005.12.12
もしありとあらゆる国が法律でタバコを禁止することになったとして、中国は最後まで反対の立場をとり続けるだろう。
彼らにとって生きることとタバコは切っても切り離せないほど生活の中で重要な位置を占める。
普段本国では歩きながらたばこを吸わないであろう西洋人も、歩きながらたばこを吸っている人を見かける。
特に白人女性が印象に残る。
街を歩きながらたばこを吸うのはもちろん、食堂で床に落とすのも庶民の店では当たり前と言えば当たり前。
灰皿ちょうだいって言ったら、「何で?床に落としておけばいいじゃん?」って顔をされてから、その店では吸い殻は床に捨ててる。
そういうのは気にする方が損らしい。
そういえば、携帯灰皿を不思議に思う人もいるとか。
ゴミ箱に捨てる習慣がない国だから?
その辺に投げ捨てるのも当たり前。
お前はピッチャー志望か!?というほど大胆に投げ捨てる人も見かける。
石とレンガの建物が多いから、火事の心配もない。(らしい)
それとも料理の時の火力の強さを見ても、中国人は、火を恐れないのだろうか。。。
そういう中国北京だからタバコ屋さんも多い多い。
タバコの銘柄も二千を超えるという。
1日に1つの銘柄を吸っても全部制覇するのに6年かかる計算だよ!
外国人がお土産に色とりどりのパッケージのタバコを買うのもよくある姿。
近所には歩いて5分以内に、大きなたばこ屋が3つある。
それで成り立っていくのだから、中国はいかにたばこが好きな国民かが分かる。
もちろん偽物のタバコも多い。
パッケージではほとんど見分けが付かないので旅行の際には信頼のあるスーパーマーケットで買うか、あまりにも安かったら注意。
タバコ売り場
中国人は健康志向が強い。
それなのになぜ健康に悪いと言われているタバコをそんなに吸うのか?
もしかしたらタバコは無意識のうちにある種の薬草と思われているのかも知れない。
日本でも最初にタバコが伝来したときには薬草の一種として紹介されたと言うし、中国ではタバコとお茶が同じ店で売られていることが多いことを考えるとあながちありえない話でもないだろう。
中国では自分がたばこを吸うときには、自分のたばこを人にあげて一緒に吸おうとする。
タバコを人にあげる行為・受け取る、一緒に吸う行為で連帯感が生まれる。
そういえばある中国人は、「回りに配るから中国ではタバコがすぐなくなる」って嬉しそうに話していた。
中国のタバコは値段の格差が大きい。
吸っているタバコでその人の社会的地位がある程度分かるそうだ。
「いつかは中華」(中国で最上級のブランドタバコ)という想いが若い人にはあるかもしれない。
中国人はもちろんタバコ好きだけど、タバコを人間関係を円滑にする小道具として上手に使っているような側面を強く感じる。
間接的な表現を好む中国人らしい習慣だ。