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温故知新 古い物こそ価値がある!

2010/01/02

ほんの少し前、学生の頃「中国には古い物がたくさんある!」と日本で知り合った中国人が言っていた。

当時は「だから中国は新しいものが生まれない発展途上国なんだなぁ」とその言葉を好意的には受け取れなかった思い出がある。

引っ越しの際はもちろん、例えば学生が夏休みに帰省するときも、身の回りのものすべてを持ち運ぼうとしがちで「絶対に使わないって分かってるんだけど、何となく持っていたいのよね」と笑いながら大荷物を抱えてたり。

パソコンに保存してあった思い出の写真を誤って消して、一日中泣いていたり。

歴史や骨董品に限らず古い物や思い出・経験といったものを非常に重視する傾向が中国にはある。

日本的な感覚では「老」という言葉はネガティブな何かがつきまとう。

中国の「老」にも古くさいというネガティブさは多少ある。

30代の女性の写真を撮っていたことろ「あまり取らないで、私はもう老けているから」と「老」の言葉を使われたことはある。

しかし一般的に中国では「老」と言えば経験があり人生の深みを理解した賢人とでもいうようなポジティブな意味合いが強い。

男性を呼ぶときには20代であっても名字に「老」を付け尊敬の意味を表す表現もある。

20代の友人の彼氏と一緒に食事をしたとき天安門事件の話になった。

彼は「俺はその現場で戦っていたよ」と誇らしげに言い、それを聞いて「中国では年を取っているということはネガティブなことではなくむしろ誇らしいことなんだ」ということをようやく感覚的に理解した。

日本は「新」を求める文化。中国は「老」を大切にする文化と対比して考えると面白い。

中国が発展の速度が今まで遅々として進まなかったのは、古い中国人が新しい西洋的な物質文明に価値を見いだせなかったことも大きな精神的な背景で在るのかもしれない。

「老」から学ぶべきことはたくさんある。

故きを温ねて新しきを知る。

闇雲に「新」しさを求めるのではなく。

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