2007.12.18
「何のために食べるか」という食事のコンセプトは、国ごとに少しずつ違って興味深い。
例えば日本では、感謝の気持ちを育てることや、働くためというコンセプトが強いように思えるし、西洋では食事を通して社交性を高める意識が強いようだ。
最近、中国の食事は楽しむためというよりむしろ空腹を満たすためという意識が強いと、ふと気付いた。
中国人にとっての食事に対しての幸せのコンセプトは、「いつでもおなかいっぱい食べられること」なのかも。
その視点から見ると、中国の食事の量の多さ、多量に食べても気持ち悪くならない味付け、人をもてなすときには充分以上に作ること、マナーはないと思えるほど食べ方が汚いこと、など多くのことがすっと頭の中に入ってより深く理解できるようになったようだ。
そのためか、中国人は食事を楽しむこと、会話を楽しむという感覚も薄いかもしれない。
現在は、水屋の主人と中が良いので、昼食や夕食は彼と一緒に働く労働者たちと食事をする機会もあり、そのときに「中国人は食事のときに喋るのは好まないから、黙って食え」と言われて驚いた覚えがある。
以前は中国では余った食事を捨てること、食事を通して感謝の気持ちを育てるという感覚も薄いこと、食事のマナーが汚いことなどに強い不快感を感じてた。
しかし文化の根底にあるコンセプトを理解することで、一概にそれが悪いことだとは言えなくなる。