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中国の芸術・北京のアート

中国の現代音楽 ノイズエレクトロニカ

2007.5.21

オーストリアから北京オリンピックの取材でやってきたラジオ局の友人と、北京皇城芸術館のほとりにある菖蒲河公園で座って話をした。

彼はオーストリアで有名なラジオDJで音楽に詳しい。

彼は中国の現代のミュージシャンは、ノイズエレクトロニカが好きなことに注目していた。

ノイズエレクトロニカは、電子系音楽エレクトロニカ の一種で聞き慣れない人にとっては、かなり奇怪な耳障りなうるさいだけの電子系ノイズのサウンドだ。

「何で中国人がノイズ音が好きか分かる?」と聞かれ、

「もともと街がうるさいからじゃ?」ってあほみたいな答えをしてしまった。

しかし彼は優雅なウィーン子。

そんなあほな答えにも、「そういう側面も確かにあるだろうが・・・」と雅やかな優しさを含む前置きをして

「中国は、言論の自由を奪われているから、何かを叫びたくても叫べない。

その抑圧からの開放をノイズを通して無意識に表現しているのではないか。」と推測していた。

確かに、中国の芸術家は作品を自由に作りにくい環境だ。

良い芸術家は繊細で、一般の人には見えにくい人間の本質をはっきりと見抜いている人たちだから、自由を奪う政府を馬鹿げたものと考えることが多い。

優秀な芸術家が国外で活動したり、他の国の国籍を取りたがるのは理解できる。

この国で自由な表現は難しい

無意識の中にある「自由に表現したい!」という渇望が、ノイズとなって表現されているのだろう。

うるさいだけではないのね、そんなに深かったのね、ノイズエレクトロニカ。