中国の現代サウンド系芸術家はノイズエレクトロニカを好む傾向にある。
なぜ?
街がうるさいから、うるさいのが好きなの?
と、あほの子供のような答えをだしてみた。
オーストリアのラジオ局の友人と、北京皇城芸術館のほとりにある菖蒲河公園で座って話をした。
彼はオーストリアで有名なラジオDJだから、音楽のことについては詳しい。
彼は中国の現代の芸術家は、ノイズが好きなことに注目していた。
ノイズが好きというのは、電子系の聞き慣れない人にとってはある種奇怪なサウンドで、いわゆるノイズエレクトロニカが中国で流行しているということだ。
オイラは「もともと街がうるさいからじゃ?」ってあほの子供のような答えをしてしまった。
しかし彼はウィーン子。そんなオイラのあほな答えにも、「そういう側面も確かにあるが。。。」と都の優雅な優しさを見せてくれた。
彼が考えるには、「中国は、言論の自由を奪われているから、何かを叫びたくても叫べない。その抑圧からの開放をノイズを通して無意識に表現しているのではないか」と推測していた。
確かに、中国の芸術家は作品を自由に作りにくい環境にある。
良い芸術家は人間の本質をはっきりと見抜いている人が多いから、自由を奪う政府を馬鹿げたものと思っている人が多い。
多くの優秀な芸術家が国外で活動したり、他の国の国籍を取りたがるのは理解できる。
この国で自由な表現は難しい。
その無意識の中にある「自由に表現したい!」という渇望が、ノイズとなって表現されているのだろう。