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中国の芸術・北京のアート

中国台湾問題 ある映画撮影の準備

2007.5.16

どこの世界でも同じだが、アートの世界も権力とお金に媚びないといけない部分がある。

中国がさらに悪いことは、中国のアートシーンは政治権力に屈服してしまっていることだ。

政治の圧力が強く、自由な活動ができないからか、外国に行ったり、国籍を変えたりするアーティストは多い。

オイラも最近、そういう権力と金を象徴する人たちと関わることに、非常に疲れている。

オイラは今現在、台湾の展覧会に出品する「北京で映画を撮ろうプロジェクト」に参加している。

ある中国人クリエーターに「オーガナイズを手伝ってくれないか」と丁寧なメールを書いた。

答えはシンプル。

NO.

二文字だった。

台湾で出品するということで、政治的な要素が含まれると彼は判断したのだろうか。

彼は中国共産党メンバーだそうだ。

知り合いにも共産党に入っている人がいるけど、彼女曰く、「私はけっこうどうでもいいんだけど、将来中国での仕事に役立つから。親とか考えるとね」と言っていた。

権力の中に入り込むことで、優遇されるようだ。

そう考えると、彼がまったく関わりたくない意思表示である「NO」の返信も理解できる。

共産党を敵に回したら彼の築き上げた権力と金が危うくなる。

上流社会には当たり前だが、共産党メンバーが多い。

そういう社会だから、アーティストは自由な表現がしにくい。

ともすれば、中国のアーティストは政治を迎合した作品を作りがちだし、政治の話題となると、過剰なほど敏感に反応して避ける。

この国ではアーティストの直感が世界を変える大きな力にはなりえない。

権力に迎合し、力と金を生みだすだけだ。

そういう中国のアートには価値を見いだせないけどね。